犬と電車に乗る時のマナーとは?乗車の基本ルールや注意点を解説
愛犬と長距離を移動する際、移動手段として電車を選ぶ人もいるでしょう。犬と電車に乗る際、他の乗客の迷惑となったり、トラブルを起こしたりしないためにも、ルールとマナーを遵守することが大切です。本記事では、犬と電車に乗る時のマナーを紹介します。
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犬も電車に乗せられる?
各鉄道会社のルールに従えば、犬も電車に乗ることができます。ただし、規定は各会社で異なります。ケースのサイズや重量が決められていたり、キャリーケースを手回り品とみなし、運賃が必要となったりすることもあるので、事前に乗車ルールをチェックしておきましょう。
犬と電車に乗る際のマナー
犬と電車に乗る際に、守るべき4つのマナーを紹介します。
キャリーケースから犬を出さない
電車を利用する人の中には、犬が苦手な人や動物アレルギーを持っている人もいます。愛犬と電車に乗る際は、犬をキャリーケースに入れて、顔や体の一部が外に出ないように注意しましょう。
混雑時の利用はなるべく避ける
多くの人が電車に乗り込むラッシュ時は、愛犬に大きなストレスをかけてしまいます。また、キャリーケースがかさばり他の乗客の迷惑となることもあるので、できる限り混みあう時間帯の利用は避けましょう。
キャリーケースは邪魔にならない場所に置く
キャリーケースは、他の乗客の邪魔にならないように、足元や壁際、窓際に置くようにしましょう。席に座れる場合は、膝の上か足元に置きます。席が空いているからといって、キャリーケースを座席に置くのはマナー違反となるので、注意しましょう。
トイレは事前に済ませておく
電車に乗っている間は、排泄ができません。我慢できずに粗相してしまうと、他の乗客の迷惑になってしまいます。乗車前にトイレを済ませておきましょう。
犬と電車に乗る際のポイント・注意点
犬と電車にスムーズに乗るための、ポイントと注意点を解説します。
キャリーケースやクレートに慣れさせておく
電車に乗る際、犬はケースに入れなければなりません。ケースに慣れていないと、パニックになり暴れたり、大声で吠えたりしてしまうおそれがあります。そのため、キャリーケースやクレートに慣れさせておくことが大切です。まずは部屋にケースを置いて、その中で食事やおやつを与えたり、遊んだりしてキャリーケースが安心できる場所と認識させて、徐々に慣れさせましょう。
短時間のトライアルから始める
愛犬と初めて電車に乗る場合、いきなり長時間乗ると犬の心身に負担をかけてしまいます。まずは1駅分だけ乗るなど、短時間のトライアルから始めましょう。
吠える場合は途中下車して落ち着かせる
乗車中に犬が吠えたり、ケース内で騒いだりすると、他の乗客の迷惑になってしまいます。愛犬が興奮して吠えやまない時は、途中下車して落ち着かせるようにしましょう。
乗り物酔い対策をしておく
愛犬と電車に乗る際は、乗り物酔い対策を十分にとっておくことも大切です。乗車直前の食事は避けましょう。ただし、空腹過ぎても酔いやすくなってしまうため、食事は乗車の2~3時間前に済ませておくのがベストです。獣医師に相談して酔い止めを処方してもらうことも、ひとつの方法です。
また、乗車中は愛犬の様子を常にチェックして、よだれを垂らしている、ぐったりしている様子が見られたら、途中下車して水を飲ませたり散歩したりと、気分転換をさせてあげましょう。
犬と電車に乗る際はマナーをしっかり守りましょう
楽に長距離を移動できる電車を利用すれば、行動範囲が広がり、愛犬との楽しみも増えるでしょう。しかし周りへの配慮が欠けてしまうと、他の乗客の迷惑となったり、トラブルの原因になったりするおそれがあります。犬と電車に乗る際は、事前に乗車のルールを確認してマナーを遵守しましょう。